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ボヘミアンガーネットジュエリーの歴史

5世紀後半

ボヘミアンガーネットは、先史時代に河川の堆積物の中から偶然に採掘されました。

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13世紀15世紀

ガーネットの計画的な採掘とヨーロッパへの輸出は、中世前期に始まり、15世紀後半からは、典礼用の銀器や武器の装飾にガーネットが用いられるようになりました。

実際に、ミュシャの『スラヴ叙事詩』にも描かれ、「鉄と金の王」として名をはせたボヘミア王プシェミスル・オタカル2世の十字架には、ボヘミアンガーネットをベースにルビー、アメジスト、サファイアなどが散りばめられています。

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16世紀

16世紀後半、神聖ローマ皇帝でボヘミア王のルドルフ2世のもとで、ボヘミアンガーネットは飛躍的に発展しました。

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1608年

ルドルフ2世の侍医であり鉱物学者であったアンセルムス・ボエティウス・デ・ブートの1608年の著書

「宝石と石の歴史」の中で、初めて「チェコガーネット」という名称が用いられました。

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1762年

チェコガーネットの採掘、研磨、金細工がボヘミア地方のトゥルノフを中心に隆盛したのは、女帝マリア・テレジアがボヘミア王国からガーネットの原石の輸出を禁じた1762年以降のことでした。

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1820年、ドイツの詩人J.W.ゲーテが恋に落ちた

令嬢ウルリケ・フォン・レヴェッツォにアンピール様式の

チェコガーネット製のジュエリーセットを贈りました。

また、チェコ民族復興運動時において、チェコガーネットは

チェコ愛国者の象徴となり、ボヘミア地方を代表する鉱物学的

シンボルとなりました。

1820年

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1952年

第二次世界大戦後、トゥルノフとプラハ周辺の金細工職人たちはソルナ協同組合に加盟しましたが、

1952年11月18日、チェコガーネットの宝飾品製造を

専門とするトゥルノフの127人の金細工職人たちが

分離独立、機械設備を含む製造に関わる工程をトゥルノフに移管し新たな組合を設立しました。

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1953年

当時の協同組合は、チェスキー・ドゥブ、ドルニー・ブソフ、

ロムニツェ・ナド・ポペルコウ、ロヴェンスコ・ポド・トロスカミなど、

トゥルノフ近郊のさまざまな場所で活動していた小規模な金細工職人たちが集まって1953年に設立されたものでした。

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1954年

金を使用した宝飾品生産の拡大を行いました。

1954年から1970年まで協同組合の取締役会会長はラディスラフ・バザントが務めました。

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1955年

70種類の新規デザインによる最初のカタログを作成しました。

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1958年

1958年にブリュッセルで開催された万国博覧会で

トゥルノフの金細工職人が成功を収め、

チェコガーネットは当時のアートシーンの象徴となり、

ボヘミア地方における宝飾品製造の近代史を飾るようになりました。

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1960年

トゥルノフのヴィーシンスに設立された新たな生産拠点は、

今日のグラナート・トゥルノフの原点となりました。

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1961年

プレシャス協同組合(貴石研磨業者の協同組合)と合併し、

統合協同組合の新しい名称は

グラナート、宝石研磨業者と金細工人の人民協同組合、

トゥルノフ – ヴィシンカとなりました。

グラナートの最初の店舗はトゥルノフの広場に設立されました。

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1966年

協同組合はその名前を現在の名前に変更しました

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1970年

 協同組合は 565 人の従業員と組合員となりました。

1973年

この協同組合には、「Český granát」

「原産地呼称「Český granatový šperk」」という名前でガーネット宝飾品の商標が割り当てられました。

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1980年

1フロア増築し、同社ビル全棟が完成しました。

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1990年

ヨハネ・パウロ2世教皇の初訪問を記念して、

グラナート協同組合の従業員は、同社デザイナーの指揮のもと、

チェコ産ガーネット、モルダバイト、水晶を使った

大きな銀の十字架を制作しました。

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1995年

1995 年 9 月、グラナート協同組合の会長 Z. フルブチェク氏が

プラハ城を訪れ、チェコ共和国のヴァーツラフ ハヴェル大統領を

訪問しました。

ハヴェル大統領には、チェコ国家の守護聖人である

聖ヴァーツラフの騎馬像の複製が贈られました。

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1996年

協同組合は、リトムニェジクにあるポドセディツェを購入し、

自社によるガーネット採掘を開始しました。

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2010年

当時の会長、リヴシェ・アダミチコヴァ氏が

チェコの100人の最も優れた人々というコンテストで

経営、ビジネス、政治、スポーツ、芸術など、多岐にわたる分野で卓越した業績を上げた女性に贈られるLADY PROという賞を

​授与されました。

この賞は単に業績が良いだけでなく、仕事で忙しい中でも、周囲にとって魅力的な女性であり続けられることが評価されます。

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2015年

当社チームのデザイナーは、

「Design VD」や「Sperk Roku」という

コンペティションで定期的に賞を受賞しております。

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2017年

2017年10月17日

OC Nisa Liberec の新店舗がオープンしました。

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2018年

芸術制作協同組合であるグラナート、トゥルノフは、

トリトン・トゥルノフs.r.o.の100%所有権の取得を発表しました。

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2018年

協同組合は、ボーダフォン主催の

「リベレツ州2018年企業オブ・ザ・イヤー」コンペティションで

1位を獲得しました。

​「リベレツ州で最も経済的に成功した企業」でも

受賞いたしました。

 

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2019年

プラハ 1 の有名な住所 Havířská 581/3 に

新しくて、モダンな店舗をオープンしました。

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2020年

私たちは、プラハ1区のカルロヴァ8番地に

チェコガーネットミュージアムをオープンしました。

館内ではチェコガーネットのみで装飾された

個性溢れるジュエリーや歴史的にも貴重なオブジェを

展示しています。

また、併設の販売ブースでは、

チェコガーネットを使用したアンティークジュエリーと

最新デザインのジュエリーを取り揃えています。

​プラハを訪れた際にはぜひ訪れてみて下さい。

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2025年

 EXPO2025チェコパビリオンを飾った

                           グラナート・トゥルノフ渾身の名宝

この度の万国博覧会のためだけに一点のみ製作された本作品は、

チェコ共和国に連綿と育まれてきた宝飾と金細工への

深淵なる敬意と自国の芸術および文化のアイデンティティを象徴する渾身の逸品です。

構想から完成まで各工程を4人の職人が担い、

約2カ月を要した本作品は、ネックレスとイヤリングで構成されて

おり、純度14K(585/1000)のイエローゴールドをベースに

チェコ特産の極めて希少な2種の宝石を贅沢に使用しながらも

可憐な印象に仕上げられています。

そのメインは深紅のザクロ色を特徴とするチェコの国石である

ボヘミアンガーネットであり、このために秘蔵されていた

歴史的に類を見ない大粒のパイロープガーネットをあしらいました。

また、隕石を起源とする天然石のモルダバイトが放つ

爽やかなグリーンは深紅のガーネットと相まって

草花のように互いを引き立てています。

さらに真正のジュエリーであることを際立たせる

ダイヤモンドを配し、草花に宿る朝露の輝きまでも連想させる

作風にデザインされています。

グラナート・トゥルノフ 日本正規総輸入元

マインドアーチスツインターナショナル株式会社

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